2021/01/22 23:31

31/32 Chiyoizumi disitillery 43°テイスティングノート2021年

新年明けましておめでとうございます。
コロナウィルスが私たちの生活様式を変化させている中、いかがお過ごしでしょうか?

どんな時代でも時代に合わせて生き抜いてきた先人たち、そして受け繋がれる文化を大切にこれからも発信を続けてまいります。

さて、泡盛は保管される容器[樽・甕等]の影響がなくても、泡盛だけでもゆっくり成長していく魅力的なお酒です。

宮古島・千代泉酒造所から預かっている最期の泡盛も成長していますので、1年に一度はテイスティングノートを発表させていただきます。

楽しまれる際の参考にしていただけましたら何よりです。


*香り*
おだやかな印象。オイリー、ミネラル感
湿り気を帯びた海風・砂糖を焦がした甘い香り


*味わい*
ドライではなく、ボリュームのある味わい。
純黒糖を口にしたような甘みと塩味・アルコールの刺激のバランスが心地よいでしょう。


*余韻*
口内でゆったりベースの低音が響いているよう。
また、グラスの残り香は時の経過と共に焦がした砂糖のように甘く心地よい印象を持ちます。

*Pairing*
シンプルかつ和の甘味との相性が抜群です。
宮廷菓子[冬瓜漬]はもちろんのこと、羊羹や、甘納豆、和三盆がおススメです。また、ビターな余韻との掛け合わせに、ハードタイプの旨味のしっかりとしたチーズも良いでしょう。

*昨年との比較*
昨年のロットより、より甘みが感じやすくなっており良い方向に進んでいると実感できる味わいでした。

宮古島はお水が硬水で飲みごたえがあるのですが、ミネラル感が強くなると固さや、辛味を感じることもあります。

昨年は甘みより、ミネラルからくる辛味が強い印象でしたが、今年はタンクで空気にふれた分か、甘みを感じやすくなっているでしょう。

翌日まで置いていた,ティステインググラスの残り香が、焦がした砂糖のように甘く驚きました。

この素晴らしい泡盛の魅力をこれからもしっかり届けてまいります。

購入された皆様もぜひ、成長した味わいをご確認ください。
最期の泡盛の物語を共に歩んでいきましょう。


誇酒プロジェクト代表
比嘉康二

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